発信したいけど、自分には語れるだけの強みがない。
取り柄がない普通の人は情報発信で稼げるのか?
オンラインで何か始めたいと思ったときに、けっこう多くの人が最初にぶつかるのが、
「自分には発信することがない」
という感覚だと思います。
ブログを見ても、YouTubeを見ても、Instagramを見ても、
うまくいっている人って、みんな何かを持っているように見えるんですよね。
文章がうまい。
話すのがうまい。
見せ方がうまい。
専門知識がある。
すでに実績がある。
そういう人たちを見ていると、
「じゃあ、自分には何があるんだろう」
と思ってしまう。
私のところに相談に来る方でも、最初から
「これを発信したいです」
「この強みがあります」
とはっきり言える人は、そんなに多くありません。
むしろ、
「特別なスキルがないんです」
「実績がないんです」
「人に教えられることなんてないと思います」
という人の方が多いです。
でも私は、発信って、最初から立派な強みがある人だけのものではないと思っています。
むしろ、本人が
「こんなの発信しても意味ない」
と思っているところに、その人らしさが出ることがあります。
弱みだと思っていること。
遠回りだと思っていること。
できれば隠したいこと。
うまくできなかった経験。
そういうものが、誰かにとっては
「自分だけじゃなかった」
と思えるきっかけになることがあります。
今日は、その話をしてみようと思います。
実はこのテーマで動画も作ったんですが、今回は文章でも少し整理してみます。
動画で見たい方はこちらからどうぞ。
▶︎ 動画はこちら
発信は「すごい人」だけのものではない
昔は、何かを発信するには、かなりハードルがありました。
テレビに出る。
雑誌に載る。
本を出す。
そういう場所に出られるのは、基本的にはすでに実績がある人や、専門家や、有名な人でした。
でも今は、かなり違います。
YouTubeでも、Instagramでも、Xでも、ブログでも、Substackでも、
自分で始めようと思えば、誰でも始められます。
もちろん、始められることと、うまくいくことは別です。
でも少なくとも、発信する場所は開かれています。
そして今は、必ずしも
「完璧に成功した人の話」
だけが求められているわけではないと思っています。
もちろん、専門家の話には価値があります。
でもそれとは別に、
まだ途中の人の話にも価値があります。
悩んでいる途中。
試している途中。
失敗しながら少しずつ進んでいる途中。
そういう人の発信を見て、
「この人も同じなんだ」
「自分も少しやってみようかな」
と思う人がいます。
これは、ただの共感ではなくて、ちゃんと価値です。
ある女性の話
以前、ある女性から相談を受けました。
彼女は、人と話すのが苦手でした。
人見知りで、吃音もあって、
会社でもうまく言葉が出てこないことがあったそうです。
上司に何か言われても、頭が真っ白になる。
言いたいことはあるのに、口に出せない。
帰ってから、ひとりで落ち込む。
そういう日が続いていたそうです。
彼女がオンラインの仕事を探し始めたのも、
最初から大きな夢があったからではありません。
もっとシンプルに、
「家で働けたら、人と会うストレスが減るかもしれない」
という気持ちからでした。
それで、Webライターをやってみたり、Instagramをやってみたり、いろいろ試しました。
でも、なかなかうまくいかなかった。
そして彼女は、こんなふうに言っていました。
人見知りなんです。
話すのが苦手なんです。
吃音もあります。
Webライターもダメでした。
Instagramも続きませんでした。
だから、私には無理だと思います。
本人は、自分が発信できない理由を話していたんだと思います。
でも私は、聞きながら少し違うことを思いました。
それ、同じことで悩んでいる人からしたら、
かなり見たい話なんじゃないかな、と。
弱みだと思っているところに、見たい人がいる
人と話すのが苦手な人は、たくさんいます。
会社でうまく立ち回れない人もいる。
人前で話すのが怖い人もいる。
自分だけ普通のことができない気がして、落ち込んでいる人もいる。
そういう人たちが見たいのは、必ずしも
「コミュニケーションの専門家が教える正しい話し方」
だけではないと思うんです。
それよりも、
「自分と近い悩みを持っている人が、どうやって少しずつ変わっていくのか」
を見たい人もいる。
すごく遠くにいる成功者より、
少し先を歩いている人の方が、見ていて安心することがあります。
だから私は、彼女に言いました。
そのリアルな部分を、YouTubeで出してみたら?
彼女は驚いていました。
こんな私のYouTubeなんて、誰が見るんですか?
そう思うのは自然です。
自分では嫌いな部分だし、
隠したい部分だし、
人に見せるようなものではないと思っていたはずなので。
でも、発信って不思議で、
自分がきれいに見せようとしている部分より、
自分では少し恥ずかしいと思っている部分の方が、人に届くことがあります。
完璧な人は、見ていてすごい。
でも、不完全なまま進んでいる人は、見ていて近い。
この記事でも書きましたね。
この「近さ」に、価値が出ることがあるんです。
彼女はYouTubeを始めた
そこから彼女は、YouTubeを始めました。
自分のコンプレックスを隠さずに、
人見知りなところも、話すのが得意ではないところも、
できるだけそのまま出していきました。
もちろん、最初から堂々とできたわけではありません。
「こんな動画でいいのかな」
「どこまで話していいんだろう」
「本当に見てくれる人なんているのかな」
何度も不安になったそうです。
でも、彼女は続けました。
そこには、
「過去の自分みたいな人のために、楽しい場所を作りたい」
という気持ちがあったそうです。
私は、ここがすごく大事だと思っています。
発信を続けるうえで、
「誰に届けたいか」
がある人は強いです。
彼女の場合は、過去の自分みたいな人でした。
人付き合いが苦手で、
自分に自信がなくて、
でも本当は少し変わりたいと思っている人。
そういう人に向けて話していたから、
ちゃんと届いたんだと思います。
結果として、彼女はYouTubeを始めて2ヶ月で収益化。
4ヶ月でチャンネル登録者1万人。
5ヶ月目には広告収益だけで月30万円を超えました。
その後、オンラインコミュニティも作り、広告収益と合わせて月に100万円近くを稼ぐようになったそうです。
累計のオンライン売上も、1,000万円を超えたと聞いています。
対談もあるので見てみてください。
もちろん、これはすごい成果です。
でも、私がこの話で一番伝えたいのは、
「短期間で稼げました」
ということではありません。
変わったのは、収入だけではなかった
彼女にとって大きかったのは、
自分では欠点だと思っていた部分が、誰かにとっては安心になると知ったことだと思います。
「自分も誰かの役に立てるんだ」
そう思えたこと。
たぶん、そこが一番大きかったんじゃないかなと思います。
ある日、彼女が買い物をしていたら、
後ろから声をかけられたそうです。
あの、いつもYouTube見ています。
振り返ると、自分と同じくらいの年齢の女性が立っていた。
少し前まで、自分には何もないと思っていた。
人前に出るのも苦手だった。
自分のことを好きになれなかった。
そんな自分の発信を、見てくれている人がいる。
しかも、声をかけてくれる人がいる。
これは、収益とはまた別の意味で大きい出来事だったと思います。
そこから彼女は、少しずつ変わっていきました。
美容院で、自分の希望を言えるようになった。
コスメカウンターで、自分に似合う色を聞けるようになった。
服を試着して、鏡を見たときに「悪くないかも」と思えるようになった。
こういう変化は、売上表には出てきません。
でも、本人の人生ではかなり大きいです。
自分のことを少しずつ否定しなくなる。
自分の選択を少しずつ信じられるようになる。
自分の人生を、自分で動かしている感覚が出てくる。
オンラインで発信することには、そういう変化もあると思っています。
「何もない」は、まだ見つけていないだけかもしれない
「自分には何もない」
この言葉を聞くことは、本当に多いです。
でも、話を聞いていると、
本当に何もないわけではないことが多いです。
まだ、自分の経験に名前がついていないだけ。
まだ、それを誰に届けたらいいのかわかっていないだけ。
そういうことが多いです。
何に悩んできたのか。
どこで遠回りしてきたのか。
どんなことに時間を使ってきたのか。
どんな人の気持ちなら自然にわかるのか。
過去の自分に、どんな言葉をかけてあげたいのか。
このあたりを見ていくと、
発信の種が見つかることがあります。
強みって、最初からわかりやすい形で見えているとは限りません。
「私はこれが得意です」
「この実績があります」
「この資格があります」
みたいに、きれいに言えるものだけが強みではないです。
自分では弱みだと思っていたことが、
誰かにとっては親しみやすさになることもある。
自分では遠回りだと思っていた経験が、
誰かにとってはヒントになることもある。
だから、
「自分には取り柄がないから発信できない」
とすぐに決めなくてもいいと思います。
発信するものがないのではなくて、
まだ自分の中にあるものを見つけきれていないだけかもしれません。
まずは、自分のことを少し丁寧に見てみる。
そこから始めても、遅くないと思っています。





勇気の出る内容でした。このサブスタブーム、すごくワクワクする反面、結局強者のゲームなんじゃないかと不安になることもあります。何者でもない私は、私なりの視点で発信していこうと思えました!
私もサブスタを始めたけど特に特技などもなくなにを発信すればいいのだろうと悩んでいます
自分を見つめ直してどのような発信をしていけばいいのかを考えてみます